ミニマリストの服選び|今の自分に合う服を、少しずつ選び直す

ほどほどミニマルライフ

以前の私は、服が好きで、たくさん持っていました。

200着ほどあったと思います。

服の捨て活をすることで、「よく着る服」と「なぜか着なくなる服」が、だんだん分かるようになってきました。

肌触りが気になる、着るのに手間がかかる、手持ちの服と合わせにくい、今の暮らしでは着る機会が少ない……。

「せっかく買ったのだから」と残していた服も、手放すときに理由を考えてみると、自分が服選びで大切にしたいことが少しずつ見えてきます。

好きだからこそ服の断捨離が苦手な私の手持ちの服は、25着ほど。

年間25着のほどほどミニマリストのクローゼット

でも最近また、服選びについて考えるようになりました。

私はもともと、きれいめで女性らしい服や、すっきりしたシルエットの服が好きです。

ところが今の暮らしは、近所のスーパーやショッピングモールへ出かけたり、散歩をしたり、ピクニックや日帰り旅行をすることが多いです。

今の暮らしに合わせるなら、もう少しゆったりしたシルエットや、動きやすくて気軽に着られる服も取り入れたい。

でも、これまで細身の服を好んできた私は、ゆったりした服を見ると「これを着たら、体が大きく見えないかな?」「野暮ったくならないかな?」と、着こなす自信が持てないんです。

そこで、骨格診断したら客観的に似合うラインがわかるのではと考えました。

▶︎骨格診断を予約しかけたときのことは、こちらの記事に書いています。

「自分に似合う服が分からない」というより、今まで好きだった服と、今の暮らしや自分との間に、少しずつ変化が出てきたのだと思います。

暮らしが変われば、着たい服も変わる。

今回は、服を減らしてきた私が、今あらためて考えている「ミニマリストの服選び」について書いてみます。

服を減らしてわかった、私が「着なくなる服」の共通点

服をたくさん持っていた頃は、着なくなった理由を深く考えず、「なんか着たくないな」と思うだけでした。

でも、何度も服を手放すうちに、「着なくなる服」にはいくつか共通点があることに気づきました。

▶︎少ない服で着回す、冬服のコーディネートについては、こちらの記事にまとめています。

着ていてストレスを感じる服

まずは、着ていて小さなストレスを感じる服です。

肌触りが好きじゃない、首元まである服は落ち着かない、サイズが微妙に合わない、丈が短いなど、ひとつひとつは小さなことでも、着るたびに気になる服は、だんだん手が伸びなくなります。

トイレのときに裾が床につかないか気になったり、脱ぎ着するときにメイクが服についてしまわないか気になる服も、私にとってはストレスです。

買ったときは「かわいい」「素敵」と思っていても、実際に着てみると、デザイン以外の部分が気になることがあります。

服は、ハンガーに掛けて眺めるものではなく、着ることで価値が生まれるもの。

だからこそ、見た目だけではなく、着たときの感覚も大切にしたいと思うようになりました。

以前は「可愛くなるなら、時には我慢も必要」と思っていましたが、今は着心地の良さを重視しています。

着るたびに手間がかかる服

次に、着るために何かと手間がかかる服です。

インナーを選ばないと着られない、下着の肩紐が見えないように気をつける、シワになりやすくてアイロンが必要、洗濯に気を使う、レースや飾りボタンがあって扱いにくい……。

また、コーディネートしにくい服は、組み合わせが決まるまでに時間がかかることもあります。

以前は「これくらい普通」と思っていたことでも、服を減らしていくと、こうした小さな手間や時間のロスが、意外と大きなストレスになっていたことに気づきます。

その服を着たまま、気軽に家事ができるか。

「その服を着たまま洗い物できない(笑)」と思うような服より、もう少し気軽に着られる服のほうが今の私の暮らしに合っているようです。

今の暮らしに合わない服

そして、もうひとつが「今の暮らしに合わない服」です。

以前は必要だった服でも、生活が変われば出番がなくなることがあります。

私の場合は、ヒールにしか合わないような、きれいなお出かけ服がそうでした。

どんなに素敵な服でも、着ていく場所や機会がなければ、クローゼットの中で眠ったままです。

「素敵だから買った服」と「私が実際の暮らしの中で着たい服」は、必ずしも同じではありません。

服を減らすようになってからは、この違いを意識するようになりました。

少ない服だからこそ、「これ!」と思える服を選びたい

ミニマリストが夏によく着たお気に入りのワンピース
この夏よく着た細身のカットソーワンピース。
カジュアルに着れてとても使いやすいです。
ミニマリストがスカートの擦れができるほど冬によくきたお気に入りのワンピース。
冬はこのワンピースがお気に入り。
スカートに擦れによる痛みがあるので、あとワンシーズンで手放す予定です。

服を減らしていくと、1着1着の存在感が大きくなります。

以前のように「たくさんあるから、とりあえずこれを着ておこう」という選び方はできません。

だからこそ、服を買うときは、デザインだけで決めず、実際に自分が着て過ごすところまで想像するようになりました。

「この服なら、自然に手が伸びるかな?」

そう考えていくと、見た目は好みでも、「私には必要ない服」が少しずつ分かるようになります。

捨て活を通して学んだ、自分なりの選ぶ基準ができると「これ!」と思える服にはそうそう出会えないことに気づく。

徹底した服選びをするからこそ、ミニマリストは服が少ないのかもしれません。

50代を目前に、今まで好きだった服にも違和感が出てきた

私は来年50歳になります。

好んで着ていた服なのに、鏡に映る自分を見て、以前とは少し違う感覚を持つことがあります。

きれいめで女性らしい服は今でも好きですし、「年齢を重ねたから、こういう服は着ないほうがいい」と決めつけるつもりもありません。

昔好きだった服を着ると、周りからは「似合っている」「いいと思う」と言ってもらえる。

でも、自分自身では「ちょっと頑張って若く見せようとしているように感じるな」と思うことがあるんです。

だからといって、急に「おばさんっぽい服」に寄せたいわけでもありません。

私が目指したいのは、好きなきれいめ感を残しながら、今の暮らしと年齢にも無理なくなじむ服。

きれいめ大人カジュアルという言葉が、今の自分にはしっくりきています。

年齢に合わせて好きなものを捨てるのではなく、好きなものの取り入れ方を少し変えていく。

そんな服選びをしていきたいと思っています。

暮らしが変われば、心地よいクローゼットも変わっていい

ミニマリストというと、「自分の定番が決まっていて、いつも同じような服を着ている」というイメージもあるかもしれません。

でも、私は必ずしもそうでなくていいと思っています。

暮らしは変わります。

仕事の仕方や休日の過ごし方が変わったり、体型や年齢が変わったり、好きなものが変わったりすることもあります。

そう考えれば、心地よいクローゼットの中身が変わるのも自然なことです。

大切なのは、「ミニマリストだから、このスタイルでいなければ」と決めつけることではなく、その時々の自分にとって心地よい服を選べること。

服を減らすことも、服を買うことも、そのための手段なのだと思います。

減らすことを目的にするのではなく、心地よく暮らすために服を選ぶ。

それも、ミニマリズムのひとつの形なのではないでしょうか。

服を減らすと、自分の服選びの軸が見えてくる

ここまで服を減らしてきて、私は「服を減らすこと」そのものが、次の服選びにもつながっていると感じています。

服がたくさんあると、何を持っているのか分からなくなります。

似たような服を持っていたり、ほとんど着ていない服が混ざっていたりして、「自分はどんな服をよく着るのか」「なぜ着なくなるのか」が見えにくくなります。

好きな服がそうでもない服に紛れてしまって、自分の好きがうやむやになる。

これが「服はたくさんなるのに、着るものがない」の正体だと思います。

だからまず服を減らして、一着ずつ向き合うことが大切だと感じています。

ただ捨てるのではなく、「なぜ、この服を手放すのか?」を考えてみる。

「首元に触れる感触が苦手だった」「丈が短かった」「洗濯が面倒だった」「合わせる服が少なかった」「今の暮らしでは着る場面がなかった」など、理由をひとつずつ拾っていきます。

手放した服は、失敗ではなく、次の買い物のためのデータ。

これは、服の捨て活をしてきた私が、特に大切だと思うようになったことです。

何も考えずに服を捨てるだけでは、また同じような服を買ってしまうかもしれません。

そうすると、服がまた増え、同時に出費も増えます。

だからこそ、手放すときに「なぜ着なかったのか」を考える。

それが、次の買い物で同じ失敗を繰り返さないための、自分だけの基準になっていきます。

たとえば、服を減らすときには、こんなことを考えています。

  • 最後に着たのはいつか
  • なぜ最近着ていないのか
  • 着るたびに感じる小さなストレスはないか
  • インナーの色や形を選ぶ服か
  • サイズやシルエットは今の自分に合っているか
  • 洗濯やお手入れが面倒ではないか
  • これがなくなったら、もう一度買いたいと思うか
  • 今のお店で見つけたら、もう一度お金を出して買うか

こうして考えていくと、「私はこういう服は着なくなる」という傾向が見えてきます。

そして、その積み重ねから、自分なりの服選びの軸が少しずつできてきました。

服を減らすことは、単にクローゼットをスッキリさせるためだけではありません。

自分がどんな服なら心地よく暮らせるのかを知るための作業でもある。

そう考えると、手放した服も無駄ではなかったと思えます。

「いいものを長く」がいつも正解とは限らない

私は「いいものを長く使う」という考え方自体は好きです。

気に入ったものを大切に使い続けるのは、ミニマリズムとも相性がいいと思います。

ただ、服については、「高くて質のいいものを買えば、それで正解」とも限らないと感じるようになりました。

私は高価な服だと「汚したくない」「手洗いしなきゃ」「このまま洗い物をしづらいな」と気を遣ってしまうタイプです。

ある程度気軽に着られる価格帯の服を選んで、たくさん着て、必要なら1~2シーズンで入れ替えるほうが、今の私の暮らしには合っているのかもしれません。

もちろん、これは「安い服がいい」という話ではありません。

その服を、どんなふうに使いたいのか。

手をかけてでも着たいのか、それとも毎日のように気兼ねなく着たいのか。

値段だけで判断するのではなく、自分の暮らし方や価値観との相性で考えることが大切なのだと思います。

これについても、まだ私自身で答えを出せていません。

ただ、ミニマリズムを通して「気に入ったものを使い倒す心地よさ」を知ったので、最近は、買い替えやすい価格帯の服を選び、気軽に着倒していくスタイルのほうに少しずつ傾いています。

流行も好みも、時間とともに変わっていくものだからです。

今の私が目指しているのは、「好きな服だけを少量持つ」クローゼット

今の私が目指しているのは、とにかく服を減らすことではありません。

寒がりな私は、アウターは多めです。

服を減らしすぎて、快適に過ごせなくなったら、ミニマリズムの本質からは遠ざかってしまうと思います。

私が目指しているのは、「好き!」と思える服を少量持って、まんべんなく着回せるクローゼットです。

どの服を着ても、気分がいい服だけにしたい。

今のクローゼットは、100%理想どおりではないです。

「この点はイマイチ」と思う服もありますが、いきなり全部を入れ替えるつもりはありません。

着なくなった服を少しずつ手放しながら、そこから得た気づきを次の買い物に活かしていく。

そして、その時々の自分が本当に着たいと思える服を選んでいく。

ミニマリストになったからといって、服選びが一生変わらないわけではありません。

暮らしが変われば、必要な服も変わる。

年齢を重ねれば、心地よいと感じる服も変わる。

好きなものは同じでも、着たい形や着方が変わることもある。

だから私は、減らした服を「失敗」で終わらせず、次に同じ失敗をしないための、自分だけのデータとして残していきたいと思っています。

「服を減らしたら終わり」ではなく、その時々の自分に合わせて、選び直していく。

それが、今の私にとっての「ほどほどミニマリズム」なのだと思います。

これからも、今の自分が「これが好き」と思える服を少しずつ選びながら、ときめくクローゼットに育てていきたいと思います。

▶︎靴についてはこちらの記事にまとめています。